両親の負の遺産

母が亡くなり、数年後に父が亡くなりました。
2人とも戦時中に子供時代を過ごしたもったいない世代です。
母が具合を悪くして、家を出ていた私が実家に戻った時には、既にゴミの山でした。ゴミ袋の山という訳では無く
半端なくものが多い。タンスや棚の上に積み上げられた箱の山。靴箱は母の靴で占領されてました。母が亡くなり、母の遺品整理をしようと父に提案しましたが、寂しさからか、袋に詰め空き部屋に詰め込んで、いつか捨てると言ってそのまま父も他界しました。
家は広く、空き部屋は物置と化し、部屋に入る事も出来ないゴミ部屋でした。

遺品を片付けたい 03

ゴミの山に囲まれた実家で暮らす事に
6畳間にびっしりと
驚くべきタンスの量、衣装ケースの山
使わなくなったカーテン
使わない収納も捨てられなかったのです。
既に母と父の介護を休みなくやり、仕事をこなしていた私の体も心も壊れてしまいました。
毎日一袋づつ、不用品を詰めて捨てました。中が空になった収納棚などは不用品回収で引き取って貰いました。
足の踏み場を作る為です。
もう1人ではどうする事も出来ない
遺品整理業者を呼びたく、兄に相談しても駄目の一点張り、遺産から出さずとも、私が出すからとお願いしても駄目でした。毎日ゴミを詰め、ゴミの日に5袋は軽く出す生活に心は病んでいきました。兄の協力は全くありません
庭木も伸び放題、森のようになりました。近所から苦情が来ます、対応は私です。
父の生前から患っていた病巣があったので、介護に忙しく放置していたのですが、入院して手術しました。
お腹の傷は、思いの外痛く、自分の日常生活がギリギリになり、そんな事も気付かない兄は、ゴミ屋敷にあれやれこれやれと文句ばかり、私はただの家政婦でした。
程なくして兄に、家を潰すから出ていけと言われ、私はゴミ屋敷から追い出されました。
6年経った今でも兄はゴミ屋敷を更にゴミ屋敷にして暮らしています。
私はゴミ屋敷を既に実家だと思う事が出来なくなりました。
今の住まいは快適とは言えませんが、
あの地獄のような毎日から解放されたのは幸いです。
うちの両親は比較的早く亡くなってしまいました。
遺書もないので、弁護士を立てる事になりました。
今、お子さんがいるシルバーの方々、
どうか、自分の子供を信じないで下さい。
勿体ない精神や悲しみの心情で不用品を溜めないで下さい。
結婚当初からの食器類を大事に取っておかないでください
体が動くうちに、不用品は捨てて
負の遺産を子供に押し付けないで下さい。お願いします。